ホームページ制作にモチベーションって必要?

ホームページを制作・公開しても、それによるリターンが一切なければやりがいもありませんし、更新なんて率先してやろうと思えなくなりますよね。
制作には「完成」という一応の終わりがありますが、その先の更新・運用には明確な終わりはない場合が多いでしょう。そのため、ホームページの制作・運用において、モチベーションを保つことはとても大切なことになります。

今回は、ホームページ制作の担当者になった時、運用の際のモチベーションについて、様々な観点で考えていこうと思います。

まず前提として、ホームページの制作~運用とは、非常に手間と時間のかかる作業となります。
制作してしまえば安泰となるわけでもなく、制作したホームページを更新したり整理したりすることも以降必要になりますよね。しかもホームページを公開したら、閉鎖するまでは常時定期的な更新が求められます。
そういう根気のいる作業を、「正直見てもらえてるのか分からない」「アクセス数を確認しても全然伸びてない」なんて状況では「更新しても無駄なんじゃ…?」なんて考えてしまいませんか?
そういうときに、いかにモチベーションを保てるかが大切になってくるということです。

「見てもらえてるか分からない」「全然伸びてない」というのがモチベーションを下げる要因になるのなら、反対に考えれば「ユーザーの反応を確認出来て」「日に日に訪問者が増えている」という状況ならどうでしょうか。
どれだけデザインに優れたホームページでも、更新を怠っていればアクセスは減っていきます。ということは、今ホームページの訪問者が増えているのは「担当者様が更新しているから」ということになりますよね。

如何でしょうか。ただ、一筋縄ではいかないのがホームページ運用のやっかいなところです。
公開してちょくちょく更新しているだけで、みるみるうちに訪問者が増えている!という状況は割と稀有だと思います。そもそも「更新」とは、訪問者の増加に“直接的”に関わっているものではありません。「更新したら誰かが見に来る」なんて確約されたシステムはありませんよね。
更新は「検索エンジンへのアピールにより、検索順位を上げる」こと、そして「訪問してくれた人により多い、新しい情報を提供する」ことにつながり、そこからようやく数の増加を見込むことができるようになるわけです。

正直なところ、ホームページの運用において目に見えるリターンというのは少ないかもしれません。更新してもあんまり訪問者や問い合わせが増えている実感がなかったり。
大切になってくることは、目標設定だと思います。
1ヶ月間に○件の記事を投稿する、アクセス数をどれくらい増やすなど、期間を決めて数字として目標を整理して、その目標に辿り着くためにどんな記事のネタがあるか、訪問者はどんな情報を求めているのかを考え、勢いに乗っている他社のホームページなど色々研究をしていくことで、おのずとホームページの内容は充実していきます。
初めは多少の我慢が必要になるかもしれませんが、目標を見据えましょう。目標に辿り着いた時、充実したホームページやアクセス数を見てやりがいを感じることができれば、立派なモチベーションになることでしょう。